2014年3月30日日曜日

交通安全協議会≪平成26年3月≫

皆さん、こんにちは。
今日、私たちは、豊島区役所4階の議員協議会室で行われた、交通安全協議会の傍聴をしてまいりました。

これまでに、総務委員会をはじめとする常任委員会を傍聴したりし、そこでの熱心な質疑応答を拝聴してきました。
特に、採決での挙手のシーンには、傍聴している私達までも緊張したのを思い出します。

こちらではどうなるんでしょう・・・?
期待と興味で臨みました。

この協議会では、主に豊島区内の交通事情等の報告や、交通事故件数。
また、区内にある池袋・巣鴨・目白の3警察署の取り組み。

本当に、あらゆる角度から豊島区の安全・安心について、道路交通体制をめぐって関わりのある関係各位のご臨席のもと議論されているなと感じました。

もちろん、こういった協議会を切り盛りしている、交通対策課の職員の皆さんのご苦労ぶりも拝見する事が出来ました。

最初、傍聴する為に、手続きをお願いした際には、
「そのようなお話は、受付の私達は、伺ってはおりません」
こう言われて驚きましたが、本橋先生が、電話で交通対策課長の方に連絡をしてくれて、ようやく傍聴ができたという事情があります。
それだけ、重要な会議体なのだと、私達も認識を新たにすることができました。

もちろん、重要でない会議なんてありませんよね……。

本橋事務所での研修も、残り僅かになってしまいました。
これまで、始めて見ること・聞く事だらけでした。
議会でも、政治をめぐる関係者の真剣勝負の場面を見ることができました。

この経験を大切にして、そしてしっかりと育んでいき、やがて迎える就活、社会人へと生かしてまいりたいと思っています。

2014年3月28日金曜日

春のつどい≪平成26年3月≫

皆さん、こんにちは!!
 今年も、自民党豊島総支部主催の『春のつどい』が行われました。これは、ホテルメトロポリタンで毎年行われる行事で、毎回自民党の有名政治家を招いて講演が行われます。今回は、国務大臣であり、第八十八代国家公安委員長でもある、古屋圭司氏が招かれました。
 私たち本橋事務所の研修生も、豊島総支部長である小池百合子代議士の事務所の研修生とともに、お手伝いとして参加させていただきました。
 
 
 
 
 
 
 
 

 



  
 
お手伝い前に一枚。小池先生は快く引き受けてくださいました。写真のあとは、研修生一人一人と握手をされ、ねぎらいの言葉をかけて頂きました。学生であっても丁寧に対応される先生の度量に感服です。
 


 
 
 
 
 
 
 







 会場の準備は既にあらかた出来ていたので、私たちは開会後のお客様の誘導を主に行いました。上は、仕事の確認中です。このような場は初めてということもあり、分からないことだらけで緊張しましたが、来てくださるお客様が迷わないようにしっかりと確認をします。
















会が始まりました! 会場は人でいっぱいです。熱気もすごい! この日も寒い日でしたが、この会場だけが夏……とは言いませんが、春のような心地よい暖かさが会場を包み込んでいました。まさに春のつどいですね。
 参加者は、老齢の方が多い印象でしたが、若い人も少なからずいらっしゃいました。子供連れでいらっしゃる方も! 自民党が幅広い年齢層から支持を受けていることが分かります。ちなみに会費は一万円でした。学生には流石に少し厳しいですね。
 ちなみに私は、会の開始後も遅れてやって来たお客様のために会場の入口でドアマンのようなことをしていました。会場に入りきれなくなったお客様は、別の会場へとご案内します。簡単そうに見えるこの仕事もなかなか奥が深く、意外と難しかったです。
 
















 古屋氏の登場です。前述の通り私は会場内にいなかったので、お話を聴くことはできませんでした。少し残念……。いつか聴いてみたいものです。
 
 















講演の後はパーティーです。自分が思い描いていたパーティーそのままといった感じで、こんな世界本当にあるんだな、と実感しました。いつか自分も参加してみたいものです。写真は乾杯の瞬間で、豊島区議団の議員さんたちと来賓の方、後援会の方たちが壇上に立ち、乾杯の音頭をとりました。そして、乾杯の合図とともに、食事と歓談が始まりました。
 

 

 

 

 
 
 

 

 



 パーティーにも、大勢の方々に参加して頂きました。かなり広い会場が人で埋まり、盛り上がっていました。本橋先生によると、このパーティーは23区内でもかなり大規模なものとのことでした。豊島区すごいですね。
 この写真のように、各所で参加したお客様同士の親しげな会話が行われていて、まさに大人の社交の場所だな、と思いました。あ、写真の右下、頭しか見えませんが、子供の姿があります。子供のうちからこういったパーティーに参加するのも良い経験となることでしょう。
 

 
 











 
 
 パーティーもそろそろ終わりです。研修生は皆外に出て、お帰りになられるお客様にお土産をお渡しします。礼をしつつ「ありがとうございました」と言うと、お客様も礼で返していただけるのは嬉しかったです。
 お客様が帰られたあとは、みんなで協力して会場の片付けです。大勢いるせいか、テキパキと完了していきます。片付けが終わり、さあ帰るか、というところで、先生からお呼び出し。何かな、と思って行ってみると……。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 


 な、なんと、研修生にも料理が振舞われました!!さすがは高級ホテル、料理もとても美味しかったです。特にピザは、外はサクっと中はモチっとした、素晴らしい食感で、印象に残りました。参加して本当に良かったです()
 こうして、今年の『春のつどい』も無事終わることができました。初めての経験ばかりで、本当にためになる行事でした。

 政治資金パーティーというと、どうしてもお金を集めるパーティーというイメージがあり、あまり良い印象を持たれることがありません。自分もあまり良い印象は持っていませんでした。しかし、このように直に接することで、誤解があったかな、と思いました。確かに、資金を集めるパーティーではありますが、議員の皆さんと、その支援者の方々が直接触れ合うことができ、交流を深めることができる貴重な機会でもあるのです。物事は一面から見るのではなく、様々な角度から見ることが大切だということを改めて学ぶことができました。

この日は朝から研修があったこともあり、長い一日でしたが、たくさんの経験を積むことができた、非常に濃い、思い出に残る一日でありました。この経験を頭の片隅に置き、これからの毎日に生かしていきたいと思います。


 
 
 

                     
                  

花見をしました!≪平成26年度3月>>

皆さん、こんにちは!!
だいぶ、気候も温かくなり、すごしやすくなってきましたね! 
また、何と言ってもこの時期は桜が咲く頃!!気分も晴れやかになります。
そこで、毎年恒例、「本学塾お花見!」をしました!!


近くの公園にてお花見!



ただ、残念なことに・・・
まだ桜は開花しておりませんでした。(泣)

せっかくのお花見なのに! と思いましたが、
でも、本橋先生と研修生が一緒になって桜の木の下で食べたお昼は本当に良かったです!
研修生全員が揃ったわけではないですが、こうしてみんなと食事ができたことは嬉しいことだと改めて感じました!





そして、研修期間も残りわずか・・・。
こうして研修生として集まるのは最後ですが、振り返ってみるといろいろと勉強になる事がとても多く、本当に良い経験をさせていただきました!
「報連相(ほうれんそう)をしっかり意識して、自分だけで判断せずに確認をとる等して情報共有をしっかりやれば良かった!」 とM井くん。
「当事者意識で効率良くスムーズに行動すれば良かった!」 とK村さん。などなど、研修生全員が反省すべき点を挙げ、今後の学生生活、また社会人になってからも意識していこうと考える良い機会となりました。


最後に、あらためて写真を一枚!

みんな良い笑顔してますね!
これでこうして集まるのも最後なのかと思うと悲しくなってきます。
しかし!まだ研修は終わってません!この後「春のつどい」のスタッフとして大事な研修が待ってます!
ミスなく、また勉強としてたくさんこれからも学んでいきたいと思います!!

羽ばたこう! 本学塾44期研修生!









2014年3月27日木曜日

先輩公務員をお迎えして≪平成26年3月≫

みなさんこんにちは!
去る3月24日、豊島区役所にて公務員試験対策講演会を行いました!
今回お話をいただいたのは、豊島区人事課長金子智雄さん、豊島区役所文化商工部観光課の赤羽郁也さん、来年度から総務省に入省される白倉隆之介さんです。
また、今回の講演会には本学塾生以外の方も参加されました!


金子人事課長は兼ねてから本橋先生とご一緒にお仕事をやってこられ、今回はお忙しい中講演会にお越し下さいました。
また、赤羽さんは本学塾26期生で、現在豊島区役所文化商工部観光課にお勤めで、豊島区の観光交流にご尽力されている熱意に溢れる先輩です。
白倉さんは本学塾39期生の大学4年生で春から総務省の一員として国を担われます。



冒頭、私達現役研修生の開会の辞から始まり、まずは、豊島区人事課長の金子さんが、豊島区の情勢について今後の展望も交えて明快に説明して下さいました。






金子さんのご講演後は、白倉さんからご自身の公務員を目指された理由と公務員試験についてお話をいただきました。白倉さんは去年、公務員試験を突破されたばかりで、勉強を始めたばかりの大学生の心配事にも丁寧に答えてくださり、参加者全員が熱心に話に耳を傾けていました。


「忙しい中、いかに時間を作り、公務員勉強をしていくか?」
白倉さんは、本学塾生であったときの思い出から、これから国を担っていくのだという力強い意志まで私たちにわかりやすく話してくださいました。


白倉さんの講演後は、赤羽さんからご自身の公務員を目指された理由、今携わっているお仕事、そしてこれからの展望についてお話していただきました。
赤羽さんは私達1人ひとりに語りかけるようなとても柔らかな語り口で、思わず引き込まれてしまいました。
「多くの人と出会い、多くの本と出会うべきだ」
赤羽さんはアフターファイブで勉強会に参加されるなどして自己啓発に努めているようで、社会に出ても勉強なんだなと感じるとともに、向上心を持ち続けていらっしゃる先輩は頼もしく見え、そして今の自分がいかに浅はかであったかと反省させられました。



次は、講師の方々への質疑応答です。
ほとんどの参加者から質問が飛び出し、盛んな意見交換が行われました。

「公務員試験で一番苦労したのは?」
「公務員は何回くらい異動があるのか?」









質疑応答後、閉会の挨拶で本講演会は終了しました。
「お忙しい中、講演会を引き受けてくださりありがとうございました!」





今回、お三方のお話を聞いてとても良い刺激をいただきました。
自分も先輩方を見習い、そして先輩をいつか乗り越えたい。
新たな目標へのヒントを得、今私が何をすべきかわかったような気がします。
今回の講演会は本橋先生のお力添えもあり、無事成功させることができました。
ありがとうございました!

2014年3月16日日曜日

片山さつきさんを励ます会≪平成26年3月≫

受付にて

皆さんこんにちは!


今回は本橋先生の代理で参加させて頂いた、「片山さつきさんを励ます会」の御報告をいたします。

片山さつきさんは、前総務大臣政務官、元経済産業大臣政務官の役職を経て、現在は自由民主党環境部会長、予算委員会理事長を務めていらっしゃいます。


時は夕刻。
会場であるホテルニューオータニ、芙蓉の間の受け付けフロアーには片山さつきさんと一言挨拶を交わすべく、私が着いた頃には、既にかなりの列を成していました。
この時点で片山さつきさんがどれ程周囲の注目を集めているのかが伺えます。


そして定刻となり、会が始まりました。

          片山さつきさんの挨拶        
                      
挨拶は伊吹文明衆議院議長をはじめ、二階俊博衆議院予算委員長、河村健夫自民党選挙対策委員長、石破茂幹事長、石原伸晃環境大臣、森まさこ内閣府特命大臣…。

壇上で挨拶をする政治家の先生方は、普段テレビで拝見するような方々ばかりでした。
しかし、力強く頼もしい挨拶だけではなく、ユーモアのある話術やジョークで、どこか堅苦しかった会場内が次々と笑いの溢れる会場となります。
私自身、話術に感服しながらも、どこか緊張感の和らいだ瞬間でもありました。

「強い日本を取り戻す」
「正直者がバカを見ない社会づくり」
こう強調した片山さつきさんのスピーチからは、まさに国民が誇りを持てる日本にしていきたい、という意志が感じられます。

皆さんが口を揃えて言われる通り、片山さつきさんは知恵と美貌(片山さつきさんは初代ミス東大!)を兼ね備え、なおかつ強い意志と情熱をこころに宿した女性です。
周囲の方々からの信頼も期待も大きいのか……。
「将来、総理大臣としてこの国を支えてゆく女性になるかもしれない」
そう仰る先生もいらっしゃいました!

乾杯!

「お客様をお待たせするのは申し訳ないので早く乾杯しちゃいましょう!」
 ↑本当にこういった雰囲気で乾杯の音頭が執られました。


乾杯が終わると同時に壇上から降りた片山さつきさんの周りには多くの方々が集まります。
そして、出遅れながらもツーショットを手にするべく、なんとか列の最後尾を見つけ順番を確保!

いざ片山さつきさんを目の前にすると、三原じゅんこさんを励ます会に本橋先生の代理で行かれたM山くん同様、私も変な汗をかいておりました…。
この時の私の顔は、相当恐ろしかったのではないでしょうか。
今になってとても心配になって参りました。

そして!ついに!自分の番が!

ツーショット。

恐るおそる「写真を一枚、よろしいでしょうか?」とお訊ねすると、快く「いいですよ!」と答えて下さいました。
カメラマンさんはやはり写真を撮るのがお上手…。

「政治家ってどこか冷めたそう…」

そんな印象が少なからずあった私ですが、写真と撮っていただいた後にも片山さつきさんに「ありがとうございました!」と言って頂けた事や、胸にリボンを着けた方(こちらの会では議員さんの方は赤いリボンを着けていました)とすれ違った際にも、軽く会釈をして「前、失礼します…」と言って頂けたことに、自分が大きな勘違いをしていたことに気付きます。
 
帰る際も、片山さつきさんの事務所の方でしょうか、「本日はありがとうございました。気を付けてお帰りくださいね!」と声をかけて頂きました。

本当に小さな事から信頼が積み重ねられていく、その偉大なる集大成を見た日でした。

消防体験≪平成26年3月≫

皆さん、こんにちは!
本日は、本橋先生の母校の高松小学校にやってまいりました。
ここで行われる、「消防体験」を見学するためです。


高松小学校の校庭につくと……。
地震の揺れの体験、火災の煙からの脱出、そして放水訓練など…。
災害時に役立つ行動を体験できる設備がいくつかありました。

また、高松小学校の「おやじのかい」の皆さん。
それから、大勢の小学生が見学に来ていました。
消防署の職員の皆さんから、防災に関する知識や技術を楽しみながら学んでいました。

校庭の中には、そうはめったに触れることの出来ない消防車が置いてありました。

 

いつどこで起きるか分からない災害。
こういった体験学習ができる機会があることは、とっても重要です。

小さいころからのこういった体験学習を積むことによって、いざという時に冷静な判断が出来る様になりますね。
こうした着実な取り組みがあることで、区民の皆さんの安全な暮らしへと繋がっていくのだと思いました。

自民党党本部見学≪平成26年3月≫


今日は、永田町にある自民党党本部の見学という貴重な体験をさせていただくことができました。

まずは午前中、先生はここ党本部にて、都連の会議に出席なさっておりましたが、その際、私たち研修生は、挨拶にみえた舛添東京都知事を拝見することができ、「さすが自民党本部」と興奮しておりました。

しかし、議員の方々は忙しそうで、この会議が終わるとものすごい速さで次への移動を開始するのを見て、先生もお忙しい中、私たちに貴重な体験をさせていただいているのだなと感じました。
また、議員の方が、党本部玄関出口あたりに到着次第、運転手の方々を放送でお呼びするという場面をお見かけしました。
これは議員の方々が、いかに効率よく移動するか考えていることを表すものでしょう。
係の方も議員の皆さんのお顔をすべて把握しているらしく、こうしたことが行えるのだそうです。
こうしていち早く、効率よく仕事をすることは、時間とお金の節約にもつながりますし、より多くの仕事をこなすためには大切なことですね。

その後、上の階から一つ一つ移動する中で、党本部の仕組みや自民党という政党について、先生が議員という視点から教えてくださいました。

党内の記者会見場は平河クラブにありました

会議室、広報部、情報局、各メディアの方々に開放している取材スペースである平河クラブなど、通常では入室できない場所が多くありました。
しかし、その中でも自民党総裁の部屋は今までにない感動を覚えました。
歴代の総裁の各国首相との交流をうつした写真が多く飾られ、そして総裁の机の横に配置されている国旗には、私たち研修生の背筋を伸ばすものがありました。

総裁の席に座る先生と研修生

また、先生は党の政策によって、その政策のための部屋が臨時に作られることも教えてくださいました。
特に今、自民党では東日本大震災の復興支援や、2020年の東京オリンピックに向けての部屋が開設されました。
党の方針や政策を、すばやく計画し、実行するために作られるのだそうです。
以下のこの写真は東日本大震災復興加速化本部においての写真です。


先日の出席しました豊島区の式典もあったように、3・11東日本大震災から3年が経過しましたが、復興はまだまだこれから、より一層力を入れていかなければなりません。
看板の力強い筆使いにもそういった熱い思いが感じられました。

 
党本部入口にあるこの大きな看板にも党の熱意が大きくこもっているのではないでしょうか。

本学塾の研修生として、通常生活している中では絶対に見ることのできない、歴史ある最大与党の本部を見学することができ、非常に勉強になったのはもちろん、まさに日本の政治の最先端で動く人々を生で感じることができたのは、政治に興味を持ち、学ぶ者として忘れられない思い出になりました。

東日本大震災復興支援プロジェクトinとしま≪平成26年3月≫


3・11の今日、豊島区池袋にある東京芸術劇場コンサートホールにて「東日本大震災復興支援プロジェクトinとしま~心の詩でつなぐ絆~」が催されました。

 


前半部は、豊島区の震災復興支援の活躍についての発表がございました。
豊島区内にある大学の立教大学、大正大学、西巣鴨中学校サポートクラブの皆様、そして豊島区職員の方々など、様々な立場の人々が震災当時から今までにおいて復興支援をしていたことが報告されました。

世の出来事は、1年、2年と経過するにつれて人々の心から自然に風化してしまうのが常ですが、当時から今まで「継続した支援」を実行していくことで震災を忘れずにいくことができるのではないかと思います。

 また、豊島区と防災において協力を行うことについての協定を結ぶ市町村の紹介もございました。
豊島区は多くの自治体と防災協定を結び、災害に備えているようです。

池袋という大都市を持つ豊島区ならではですが、他方から見ても、東京23区という特別区である都市と協定を結ぶということは大きなメリットであるともいえます。

 


そして後半部に入って、森麻季さん、小椋佳さんの素敵なコンサートをはさみ、最後に震災当時、宮城県女川町で大津波から中国人研修生たちを助けた佐藤充さんに感銘を受けた中国の作曲家、陳越さんが制作した歌「大地の祈り」が披露されました。

また演奏の際、本橋先生とも深くかかわりのある宮城県女川町の須田町長のメッセージもお聞きすることができました。
須田町長の、復興に命を懸けているその思いによって、満員の東京芸術劇場は厳粛なムードに包まれました。

 後日、須田町長から直接、本橋先生のもとにメッセージを賜りました。
以下が須田町長からのメッセージを抜粋したものです。

 「本橋先生 このたびはご配意を賜りありがとうございました。

私としても在京の皆様に何かしらの御礼も伝えたかったところでもあり、

いい機会を頂戴できたものと感謝申し上げます。

今日から4年目、ということになります。

まだまだこれから、というのが率直なところですが、

皆様の思いを励みに、しっかりと着実に進んでいければと存じます。

今後ともよろしくお願いいたします! 須田」

 
東京から被災地への復興支援、そして被災地から東京への感謝の気持ちが、まさにこの式典の副題である~心の詩でつなぐ絆~としてあらわれたのではないでしょうか。

 佐藤さんのニュースは当時から、私の心にも深く残っておりました。
その責任感と異国の地で突然の災害に巻き込まれた彼女たちのために最後まで懸命に生きた佐藤さんのその姿は学ぶべきところが多くあります。

 

会場にはたくさんの方が来場し、復興への思いをこめた演奏に聴き入り、個々に震災について考え直すきっかけになったのではないかと思います。

 2011311日、私は当時高校生でありました。

人々の何事もない平和な日常をすべて消し去っていった大地震、そして大津波。
交通機関は麻痺し東京都心部では人々があふれかえりパニック状態で帰宅難民が大発生しました。
非現実的な状況に、しばらく震えがとまらなかったことを覚えています。
毎年、新鮮な海産物を送ってくれていた私の気仙沼の親戚は自宅が高台にあり幸い無事でしたがそのような漁業関係者にも当時、生活の基盤ともいえる漁船や養殖施設など甚大な被害があったことも忘れてはいけません。

 震災から3年後である今日この日、改めて東日本大震災を思い起こし、その経験をこれからの生活に生かしていかなければならないと感じました。