2013年8月19日月曜日
社会福祉法人「愛の家」≪平成25年8月≫
本日は、本橋先生とともに「愛の家」という社会福祉法人の視察に行きました。
「愛の家」とは、配偶者のいない母親と児童を保護するための母子生活支援施設です。
生活・就労・子育てなどの自立に向けて、支援をしています。
歴史はとても古く、1925年(大正14年)に母子保護施設として始まったそうです。
本日はその常務理事である河野明彦さんにお会いして、愛の家の状況を見せて頂きました。
さっそく施設内に入ると、元気な子供たちが水遊びをしていました。
無邪気にはしゃぐ姿が眩しかったです。
暑い日だったので、うらやましかった(笑)
愛の家の中には多くの設備がありました。
その中で私が見た施設をいくつか紹介したいと思います。
まずは、保育園。
もちろんですが、お母さんが仕事にいってしまった子供たちを預かる施設です。
私が行った時間は、ちょうどお昼だったので、
子供達が保育士の先生と一緒に昼ごはんの準備をしていました。
次に、プレイセラピー室。
この部屋には山ほどおもちゃがありました。
恐竜の人形や絵の具、ブランコのようなものまで。
おもちゃを使って子どもの精神的苦痛を和らげるという治療法が実践されているようです。
また、住む家がなく困っている母子のために、3・4階は部屋を貸し出していました。
この部屋は、豊島区からの許可がでないと使用できないそうなのですが、
トイレ、浴室、エアコン付きで住み心地はとても良さそうでした。
他にも
子育てや仕事に困った人がいつでも安心して相談することが可能な相談室や、
学童保育のような施設もありました。
常任理事の河野さんは、このような施設はなくしてはならないとおっしゃっていました。
なぜなら、本当に困っている母子を守ることが出来なくなってしまうからです。
私もその考えには納得しました。
明日は今日の視察を受けて、討論会を開きます。
たしかに、財政との兼ね合いもあるため、手厚い福祉を続けることは難しいことです。
しかし、区民の生活を守ることを考えると、「愛の家」のような社会福祉施設を閑却することはできない、と私は思いました。
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