2013年9月5日木曜日

薬物乱用防止研修会《平成25年8月》


みなさんこんにちは!

私たちは821日にあうるすぽっと豊島区立舞台芸術交流センターにて行われた第5回薬物乱用防止教育研修会に参加しました。
 








 この研修会は日本薬物対策協会の方々が子供たちの育成に携わる教育関係者の方々に、薬物乱用の現状や基礎知識を伝えるとともに薬物に関していったいどのような教育を子供たちに施せばよいのか、より具体的な案を提示するという内容が主でした。

 
私がこの研修会でより印象的だったのは、俳優の方がご提案なさった劇を用いた教育手法の実践です。

実際に子どもが薬物に手を染めそうになるような事例(部活の先輩が後輩に麻薬を吸引してみるように薦める?強要?するようなケース)を使って 4人一組で劇をやってみようというものです。私と本学塾同期生のH君は越谷市の高校で教師をなさっている方と映像制作会社に勤務されている方とグループになりました。演劇は私にとってまったく縁のないものでしたが純粋に楽しんで取り組むことができました。


また4人一組で作られた数々のグループから一番素晴らしい劇だったということで、先生とF君のグループが参加者の前に立って劇を実演することに!
F君は主人公役、先生はF君の同級生で先輩役の人から麻薬を薦められ誘惑に屈し,最終的にはF君に吸引するよう強要する役です。




       役者魂!に燃えるみなさん、本気度は表情からうかがえます!
       吸引器を胸ポケットから取り出そうする先輩(一番右の方)

       果たしてF君は魔の手から逃れられるのでしょうか…

 
 


     ついに吸引器を手にしてしまったF君!後ろには厳しい剣幕の同級生役の先生が!
                         もう絶体絶命?!


 さて、このように会はとても和気藹藹な形で幕を下ろしました。話を戻しますと、この催しの目的は先ほども申し上げましたが、薬物乱用防止の教育に携わる人々への研修です。正直なところ、私たち大学生という身分はこの会の趣旨とはいささかずれています。まだまだ教育を受ける側でありますから。しかし教育を受ける側であるからこそ感じたことはたくさんありました。中学校・高校で保健体育の教科書見開き1ページにも満たないスペースで先生から言われたことを「ぽけー」と聞くのでなく、劇を用いるなどしてもっと能動的に薬物乱用防止についての学びを私は得たかった。また自分は経験したことがいまだありませんが、大学は中学・高校に比べ格段に薬物を勧められる可能性が高い環境です。このことを考慮すれば大学こそ、最も薬物についての教育を施すべき場だと思います。より多くの大学で薬物についての見識を深め、乱用防止を呼び掛けることができるような講演会を催す必要性を強く感じました。


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