2013年9月13日金曜日

富士総合火力演習《平成25年8月》

みなさんこんにちは!
 
 
 毎年8月ごろに実施されている富士総合火力演習の報告です。
 
 
 富士総合火力演習は陸上自衛隊が行う演習の一つで、静岡県御殿場市の東富士演習場で実施される国内最大規模の実弾射撃訓練です
 総火演では戦車やヘリコプター、様々な火砲などによる実弾射撃を間近に見る事ができ隊員2400人、戦車・装甲車など約80両、航空機約30機が参加し、弾薬約44トン使われました。
 

 今年の一般公開の演習は825日(日) 10001200 に行われ、小野寺五典防衛相も視察に訪れました。
 一般公開の演習は陸上自衛隊が行うイベントの中で最も人気があり、観覧するのには入場券が必要で、チケットは抽選により入手することができます。今年は憲法改正の話題や自衛隊をモチーフにしたドラマやアニメの影響のためなのか一般見学の応募者数が11万人以上で倍率は約20倍、過去最多となりました。
 

 当日はあいにくの雨。それでも28000人衣装の観客が全国から集まりました。
私たちが御殿場駅に着いた時には演習場へむかうシャトルバスを待つ人の列・列・列・列・
列。長蛇の大行列ができていました。タクシーにも行列ができていたのですが、シャトルバスに乗るには3時間ほど待たなければならなかったので私たちはタクシーで演習場へ向かいました。
 演習場についてからも観覧席に入るにも人数制限で少々待たなくてはならず、会場内で人が多すぎて一歩も動けない時間もありました。正直、ここまで人ごみの中を歩いたのは初めてで、大規模の花火大会の混雑など目じゃないほどのものでした。
 



 演習中の射撃の音はすさまじく、初めて聞いたときは衝撃波で身体中鳥肌が立ちました。
音速よりも速く発射されるので、光ってから音がする、という不思議な体験をしました。所々空間が歪んで見えることもあり、威力のすさまじさがうかがえます。あまりの爆発音と衝撃波に発射されるたびにびびりまくり、寿命が縮んでしまったのではないかと思うような体験をすることができました。
 演習を観覧して感じたのは、今日本で平和な生活を送れているからわーすごい、と興奮気味に演習を見ることができたのですが、本当に戦渦に巻き込まれたら、ただただ恐怖心しかないのであろうということです。
 今でも世界中には戦渦におびえている人々がいるのかと思うと心が痛み、平和な国に生きているありがたみをかみしめた一日になりました。
 
 
 帰りも大変混雑しており、早めに会場を後にしたはずなのですが、シャトルバス、タクシーともに大行列。2時間ちょっと待ったのち、やっとタクシーに乗ることができました。タクシーの運転手さんによると午前2時からずっと御殿場駅と演習場のピストン運行で朝食も昼食もとれなかったようで、17時ぐらいまで休みなく運転だとおっしゃていました。地元の運転手さんのおかげで道ならぬ道をいくつもかいくぐってくださり、おかげで渋滞に巻き込まれることなく御殿場駅に着くことができました。
 しかし、御殿場駅に着くと駅のホームには大量の人が・・・。幸運なことにインターン生の一人のご家族が静岡県にいらっしゃり、乗り換えのうまくいく駅まで車で送ってくださいました。もし御殿場駅から電車乗っていたら、帰るのは何時になったのだろうと考えるとぞっとします。
 
 
 非常に疲れた一日でしたが、それ以上に貴重な体験をでき、いろいろ考えさせられた良い日になりました。


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